2026/04/13に発行

アルディカ・ドウィタマ氏、ヴァローナ協賛「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞 2026」を受賞

ヴァローナAsia's Best Pastry Chef Award 2026

インドネシア食材を国際的な視点から再解釈する独自のアプローチで高い評価を受けるドウィタマ氏は、近年のアジア・ガストロノミー界で際立った存在感を放つパティシエのひとりです。

ドウィタマ氏の独創的で“ハイパー・シーズナル”なクリエーションはすでに高く評価されており、インドネシア版「Tatler Best-in-Class Awards」での《Tatler’s Best Pastry Chef Award 2025》をはじめ、数々の栄誉に輝いています。しかし、パティシエの道は当初から彼が目指していたものではありませんでした。 

2010年、シドニーのル・コルドン・ブルーで料理を学び、2012年にはアデレード校で国際ビジネスマネジメントコースを修了。当初はホスピタリティ業界でのキャリアを志望していました。そんな中で、ドウィタマ氏は“自分の情熱はキッチンにある”と気づき、そこからパティシエとしての道が本格的に動き出すことになります。 

料理の世界で確かな基盤を築いた後、彼はメルボルンの著名なパティスリースタジオ「Burch & Purchese」で、テレビシェフとしても知られるダレン・パーチェス氏と共に働き、さらなる経験を積みました。その後、2014年にインドネシアへ戻り、ウブドの人気レストラン「Room 4 Dessert」を手がけるウィル・ゴールドファーブ氏のオープニングチームの一員として活躍しました。 

2021年11月、同氏はシェフのハンス・クリスチャン氏、レストラン経営者のブディ・カヒャディ氏と共に、ジャカルタ中心部・スディルマン地区に洗練を極めたファインダイニング「August(オーガスト)」をオープン。繊細かつ想像力豊かな自身のパティスリー哲学を同店のメニューへと落とし込み、多くの美食家を魅了してきました。 

ドウィタマ氏のデザートは現代的で奥行きがあり、インドネシアの文化や自然への深い敬意を映し出しています。同店では、たとえば「4月にマンゴーを輸入する」といったことはありません。季節と真摯に向き合い、その時期ならではの恵みを一皿に表現することが、「August」の根幹を成しています。 

季節ごとに登場するデザートには、ジャスミン煎茶とシトラスヨーグルトを組み合わせた瑞々しい一皿や、サワードウのアイスクリームにマルベリー(桑の実)とカシューナッツを添えた芳醇なデザート、さらにパッションフルーツのグラニテ、発酵パイナップルゼリー、タイムオイルを重ねたスティッキーライスプディングなど、多彩で心躍る味わいが揃います。 

ドウィタマ氏は、アートやテロワール、多文化が交錯するジャカルタのエネルギーからインスピレーションを受けながら、インドネシアの魅力を現代的に昇華させることで、新たなデザート体験を創造し続けています。 

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